背景

約5,000戸の組合員をサポートしている、JA(農業協同組合)X。業界全体で自己改革の機運が高まる中、JAXでも店舗統廃合に伴う効率化やコスト削減目標が掲げられていた。
購買事業においては、店舗統廃合によって管内の資材店舗が大幅に集約されたことにより、組合員サービスが充分に行き届かなくなることへの対応が喫緊の課題であった。

課題

組合員との接点は減少しJAのサービスが組合員に提供できないことも。解決する手段も見つからず。

総合企画部のS氏はこのときの状況を次のように振り返ります。

「JAの店舗の再編により、JA内に10店舗あった資材販売の店舗を5店舗に統合しました。近年、店舗の老朽化により、ちょうど建替え時期の店舗が増えてきたこと、組合員の高齢化への対応として来店していただくのではなくJAより出向く営業スタイルへの転換が図られたことにより、老朽化店舗をこれまでの小規模な店舗から大型店舗へと統合しました。

弊害として、これまでは、出荷の帰りなど、組合員に頻繁にお越しいただき、顔なじみの職員が最適な農薬や肥料のアドバイスをするなど『重要な組合員コミュニケーション拠点且つサービス提供の場』が失われたため、これを補うべく、いかにJAらしいサービスをこれまでとは少し違う形で組合員に提供するか重要な課題でした。

対策として、ECサイトの構築を検討したこともありましたが、JAの購買業務は予約注文や未収金など特殊な慣習もあり、一般的なECサイトでは業務にフィットしない部分が多く、逆に一から構築するとなると費用が高額となり開発に時間もかかるため、結局実現できずにいました。」

Application Problem

課題のポイント

  • 店舗統廃合により組合員との接点が減少したため、実店舗にかわるJAらしいサービスが求められていた。

  • ECサイトの導入を検討したが、特殊なJA購買業務にフィットするソリューションは見つからず、自前でシステムを構築するには費用も時間も掛かりすぎるため二の足を踏んでいた。

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