データを集約・活用し、営農指導の質と業務効率を向上。
担い手の所得向上と総合事業連携への第一歩

JA山口県職員様

山口県全域を事業エリアとするJA山口県様は、地域農業の未来を担う生産者への支援に注力されており、その手厚い活動はJA全農主催「TAC・出向く活動パワーアップ大会2024」における全農会長賞受賞という形でも高く評価されています。農業情勢の変化に対応し、より質の高い指導体制を構築するため、令和7年度よりNTTデータとの協業を開始。営農指導業務のDX化に本格的に取り組まれています。

解決した機能

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TOPICS

課題背景:

営農指導や購買業務において、指導員の経験や勘に頼る属人化が課題であり、ノウハウの共有や情報蓄積が困難でした。また、営農指導員・TACは多忙で、データに基づいた付加価値の高い提案ができる状態を整備することが急務でした。
さらに、購買業務(資材受注)が現場の負荷となり、本来の指導業務を圧迫していました。

支援内容:

JA山口県様が目指す「データに基づく根拠のある活動」の実現に向け、両者は現状を踏まえ、「営農指導の効率化・高度化と、データ活用による部門連携の強化」を共通の課題テーマに設定し、営農指導業務のDXを推進。
その解決策として、NTTデータは職員マイページと資材受注システムの複合導入を提案しました。
これは、対面とデジタルの両接点から業務を一体的に改善できる複合導入効果を狙ったものです。これにより、データに基づく標準的・再現性ある営農提案の実現と、資材注文業務の効率化による指導時間の創出を目指しました。また、導入後も現場への定着や更なる活用に向けた継続的な伴走支援を行っています。

期待する主な成果:

  • 営農指導・総合事業提案の質の向上:データを紐づけた「担い手台帳」を作成し、データに基づく根拠のある指導体制を構築。
  • 業務効率の飛躍的向上:生産者からの資材オンライン注文を可能にし、営農指導員・購買職員の紙ベースの事務作業を大幅に軽減。
  • 知識・技術の円滑な承継:指導ノウハウや圃場の病害虫情報を画像付きで共有・蓄積する仕組みを確立し、新人指導員を含めた人材育成の基盤を強化。
  • JA総合事業の連携基盤:営農経済事業と信用共済事業が連携する総合事業としての提案の可能性を広げるプラットフォームを構築。

JA山口県様では、営農指導員とTACが多忙かつ人手不足であり、十分な営農指導の時間を確保できていない状況でした。従来の指導員の経験・勘に頼る属人化した体制では、ノウハウの共有や情報蓄積に限界が生じていました。

この課題に対し、両者はデータに基づいた付加価値の高い提案ができる状態を整備し、新人指導員を含めて効率よく活動できる土台を作りたいという共通認識のもと、プロジェクトを開始しました。

営農指導の様子
営農指導の様子

この課題に対し、JA山口県様はNTTデータの提供する「あい作」シリーズの活用を決断しました。NTTデータは、「あい作 職員マイページ」により、JAが持つ販売・購買の情報と、営農指導員が収集する生産者・圃場の情報を結びつけ、情報の「見える化」を実現しました。

システム導入により、指導員間で互いの活動記録や日報を参照・検索できるようにしたほか、圃場で撮影した病害虫の画像を即座に共有・蓄積できるようになりました。

これにより、属人的だった知見が組織全体で共有され、病害判断や適切な防除が迅速に行えるようになりました。さらに、これまで各担当者で分断されていたデータがシステム上で紐づけられ、生産者ごとの前年比較や総合的な状況を把握できる「担い手台帳」(組合員情報の分析支援)を作成。これにより、担当者が代わってもJAとして同レベルの支援を継続できる体制が整いました。

現地ヒアリングの様子

NTTデータは、JA山口県様の現場の声を細かくヒアリングし、柔軟に機能改善することで、導入効果を最大化しました。

具体的には、生産者が日常的に使用する物品のオンライン注文を可能にする「あい作 資材受注システム」を導入。指導員が出向いた先でタブレットから注文代行も行えます。

この結果、紙での受発注業務が軽減されたことで、指導員や購買職員の事務作業が大幅に効率化し、指導員は農家との対話や指導に集中できるようになりました。

また、データが蓄積され分析可能になったことで、指導員はデータに基づく根拠のある活動を実現できるようになり、これが組合員の所得向上につながると期待されています。

導入後も続くパートナーシップ。
総合事業連携と未来の農業コミュニティ創造へ

品目見える化ツールプロトタイプ検証の様子

NTTデータは、システムの提供にとどまらず、JA山口県様が目指す「データに基づく根拠のある活動を実現し営農指導の品質を向上させることで、組合員の所得向上に繋げる」という目標実現に向けて、継続的な伴走支援を行っています。

デジタルツールを通じた知識の継承は、後継者・新人育成にもつながると期待されています。また、最終的には、営農経済事業だけでなく、信用共済事業とも連携する総合事業全体での事業成果の創出と、アナログ・デジタル接点を通じた組合員との関係性強化を目指すロードマップが描かれています。

JA山口県様とNTTデータは、これからも強固なパートナーシップのもと、地域農業の持続的な発展と、総合事業を通じた組合員・利用者との関係強化という、JA様の描く未来の創造に向けて共に歩んでいきます。

JA山口県様に関連する事例

日本農民新聞20251120_3473号08面
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20250611_JA山口県様記事_日本農業新聞
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課題解決事例

生産者の所得向上、産地形成を目指してASIAGAP取得へ。あい作栽培管理を活用しての証跡管理あたり、カスタマーサクセスチームが運用設定を全面サポート。

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